環境を変えると出会いが変わり、人生が動き出す
15年前、私はバンコクへ――
本当に軽い気持ちで飛び込みました。
今振り返ってみると、
あの一歩が私の人生にとって
とても大きな転機だったのだと感じています。
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バンコク到着、最初の3週間
当時はまだ住むコンドミニアムも決まっておらず、
約3週間ほどホテル暮らしをしていました。
その間、毎日のように午前中はプールで泳ぎ、
その後はプールサイドで読書をしたり、
のんびりと過ごす時間を取っていました。
そんな生活を続けていると、
なぜか毎日のように顔を合わせる人たちが何人もいたんです。
自然と挨拶を交わすようになり、
軽く会話をするようになり、
ある日、プールサイドでビールを飲みながら
数名でゆっくり話す機会がありました。
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プールサイドで出会った人たち
当時の私は36歳。
その場にいた4名の中では一番若く、
他の方々はおそらく50代〜60代以上。
話を聞くと――
• お一人は早期リタイアをして、アジアを旅しながら暮らしている方
• もう一人は私と同じ経営者で、長期休暇を取ってリフレッシュ中の方
• 残りのお二人は、特に仕事も決めず気ままに海外を転々としている方々
「タイの前はベトナムに3週間いて、
次はシンガポールにでも行こうかな」
そんなノリでした。
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「いつ日本に戻るんですか?」
私がそう聞くと、
「特に決めてないよ」
という返事。
正直、その時は少し不思議でした。
仕事もしていないように見える。
予定も未定。
それなのに、どこか余裕がある。
「どうしてこんな自由な生活ができるんだろう?」
そう思い、思い切って聞いてみました。
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返ってきた答え
「そんなに海外で自由にしていたら、
それなりにお金も必要ですよね?」
すると、お二人はとてもあっさりこう言いました。
「株の配当や不動産からの家賃が入るからね。
その範囲で生活してるだけだよ。」
……正直、当時の私には
その言葉の意味がまったくピンと来ませんでした。
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お金に働いてもらうという発想
今でこそ「FIRE」という言葉が当たり前になりましたが、
当時の私は、
• 寝る暇も惜しんで働く
• 自分が動かなければ収入は止まる
そんな世界しか知りませんでした。
そのプールサイドでの会話が、
私にとって人生で初めて――
「お金に働いてもらう」という考え方
に触れた瞬間だったのです。
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心から思ったこと
その時、強く思いました。
「この考え方を20代の時に知りたかった……」
稼いだお金で資産を買い足し、
自分が働いていなくても、
• 株が配当を生み
• 不動産が家賃を生み
• 資産が勝手にお金を稼いでくれる
そうすれば、自分には“時間”が残る。
その時間で、
• 新しいビジネスに挑戦する
• 好きなことをする
• 人生をもっと自由に設計する
そんな生き方ができる。
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環境を変えると、出会いが変わる
あの時ふと思い出したのが、
以前どこかの本で読んだ言葉でした。
「環境を変えると、出会いが変わる。
出会いが変わると、人生が変わっていく。」
まさにその通りだと、
バンコクでの生活を通じて実感しました。
人生を変えたければ、
まず“住む場所”を変えてみること。
どんな環境に身を置くか。
どんな人たちが日常にいるか。
それだけで、
考え方も、価値観も、選択肢も、
少しずつ、しかし確実に変わっていきます。
海外に出たことで、
「働き続けなければ生きていけない」という常識が崩れ、
「資産が働くことで人生の自由度は大きく変わる」
という世界があることを知りました。
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岐阜の山小屋で思い出した原点
そんなことを、
先週からしばらく潜伏している
岐阜の山奥にある小さな山小屋で、ふと思い出していました。
静かな森に囲まれ、
時計の音すら気にならない場所で過ごしていると、
不思議と過去の出来事や、
自分がどこから来て、どこへ向かっているのかを
ゆっくり振り返る時間が生まれます。
15年前、バンコクで偶然出会ったあの人たち。
プールサイドで交わした何気ない会話。
あの一瞬が、
今の私の人生の方向を決めていたのかもしれません。
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明日からは東京へ。
3日ほど、お客様や友人たちと
会食や打ち合わせが続きます。
そしてその後は、再びバリ島へ。
今、少しずつですが確実に動き出している
いくつかのプロジェクトに、
改めて集中していかなければなりません。
場所を変え、
人と出会い、
環境を変えながら、
人生は静かに、でも確実に前へ進んでいく。
岐阜の山小屋で思い出した
あの日の原点を胸に、
また次のステージへ向かおうと思います。