海外に拠点を移して15年。
現在はバリ島、日本、タイ・バンコクの3拠点生活を送りながら、海外ビジネスの現場に立ち続けています。

雨季の冠水と、東南アジア不動産の未来

― リスクの裏にある本質 ―

昨日、バリ島から日本へ戻りました。

空港へ向かう道中、至るところが冠水。
道路は川のようになり、車はゆっくり進み、場所によっては立ち往生。

バリ島の雨季では、こうした光景は珍しくありません。

街中の道路が川になり、
家が浸水し、
車が止まり、

そして子供たちは…

浮き輪をつけて水たまりで遊んでいる。

実体験:クタの空き土地

実は、クタの弊社オフィスからほど近い場所に、
立地的にも非常に良い空き土地がありました。

・アクセス良好
・観光動線に近い
・価格も妥当

購入を前向きに検討していました。

しかし――

雨の日に見に行って、驚きました。

完全に冠水している。

子供たちが浮き輪で遊んでいました。

その瞬間、私は理解しました。

「安いのではなく、理由がある。ここは雨季にはプールになる。。(笑)」

バリだけの問題ではない

ここが重要です。

この現象はバリ特有ではありません。

東南アジア全体の発展過程で起きていることです。

タイ・バンコクの事例

10〜15年前、バンコク市内では
雨季になると頻繁に冠水が起きていました。

スクンビットも、ラチャダも、
主要道路ですら水が溜まっていました。

しかし現在はどうでしょうか。

✔ 排水ポンプ場の増設
✔ 地下巨大排水トンネル
✔ 都市インフラ再整備

これにより、近年はかなり改善されています。

バンコクは「通過」しました。

カンボジア・プノンペンも同じ

プノンペンも数年前まで中心部でも頻繁に冠水。

しかし都市開発とともに排水インフラは整備されつつあります。

東南アジアの都市発展ステージ

東南アジアの都市は

① 急成長
② インフラ未整備
③ 問題発生
④ 対策投資
⑤ 安定期

という段階を踏みます。

バリ島は今、②〜③の過渡期。

つまり――

まだ伸びしろがある段階。

洪水リスクはコントロールできる

ここが最大のポイントです。

洪水は「運」ではありません。

技術的に対処可能な問題です。

✔ 道路より床を30〜50cm高くする
✔ 敷地内排水ピット設置
✔ 排水ポンプ常設
✔ 雨水流入方向を設計段階で制御
✔ 河川からの距離確認
✔ 過去5年の冠水履歴をヒアリング

これだけでリスクは大幅に減らせます。

実際、同じエリアでも

標高がちょっと違うだけで全く冠水しない区画もあります。

つまり、

「バリは危険」ではなく、

「どこが安全かを見抜けるか」

が問われているのです。

二極化が始まる

今後バリ不動産は確実に二極化します。

❌ 安さ重視の低地物件
→ 稼働率低下
→ レビュー悪化
→ 価格停滞

✅ 地盤・標高・排水設計を理解した物件
→ 安定稼働
→ プレミア化
→ 出口戦略が描ける

洪水は“参入障壁”

多くの人は、冠水を見て撤退します。

しかし、

参入障壁は利益の源泉です。

理解できる人が減るほど、
選別できる人の優位性は高まる。

昨日の光景から思ったこと

冠水した道路。
浮き輪で遊ぶ子供たち。

これは未成熟市場の風景。

かつての日本もそうでした。
バンコクもそうでした。

そして今、バリがその段階にいる。

結論

バリ島不動産には洪水リスクはあります。

しかし、

リスクは「敵」ではなく、
理解できる人にとっては「武器」になります。

私は、昨日の冠水を見て、
むしろ確信が深まりました。

バリはまだ、初期段階。

だからこそ、チャンスがある。

雨季のバリ島にもいらして見てくださいませ。果物がより美味しく食べれて、そして町中の冠水風景も見応えあります。

近く将来はそんな風景も見れなくなるかも😊

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